2024年7月26日から開催されるパリオリンピックですが、日本でも人気のスポーツ「野球」は除外されることになっています。
本記事ではパリオリンピックで野球はなぜ除外されたのか、理由を徹底解説していきます。
今後オリンピック競技として復活する可能性も考察しているので、ぜひ参考にしてください。
パリオリンピックで野球が除外された理由【なぜ?】
パリオリンピックで野球が除外された理由は、以下の5つです。
順番に解説していきます。
正式種目ではない
野球はオリンピックの正式種目ではなく、追加種目となります。
正式種目と追加種目の違いは、こちら。
- 正式種目:どの大会でも行われる競技のこと
- 追加種目:正式種目ではないが、正式種目と同じように協議が実施される
オリンピックの正式競技は約30種類以上の競技があり、200種目以上あると言われています。
正式種目になるにはさまざまな条件をクリアする必要がありますが、野球は含まれていません。
2020年の東京オリンピックで日本人に多くの感動を与えてくれた野球は、追加種目として採用されたためです。
ちょうど2020年のオリンピックから、開催国が追加種目を提案できるようになったため、採用された流れになります。
2020年の東京オリンピックでは野球の他にソフトボールも採用されました。
フランスでは人気がない
オリンピックの追加種目である野球は、開催国に選ばれる必要があります。
今回であれば開催国フランスに権利が与えられますが、残念ながらパリオリンピックでは野球落選となりました。
フランスでは野球人気が高くないことが、大きな要因だと考えられます。
野球は日本では人気がありますが、世界的に見るとマイナースポーツの位置づけです。
建設費や設備費がかかる
野球を行うには、当然球場が必要になります。
先述の通り野球は世界的にマイナースポーツなので、野球ができる環境が整っていません。
野球を行うために球場を建設するとなると、その費用や設備費など膨大な金額が発生します。
フランスで野球は人気もないので観客数も見込めないこと、オリンピック終了後も使い道が特にありません。
わざわざオリンピックのためだけに球場を建設するのは、現実的ではないと判断された可能性が高いです。
日本やアメリカではすでに球場があるけど、他の国では球場はほとんどありません。
試合日程が長期化する
野球は1試合にかかる時間も長く、1日に何度も試合を行えません。
オリンピックの期間は約2週間となるので、その間にすべての試合を終わらせるのが厳しいです。
2020年の東京オリンピックでは11日間に渡って競技が行われましたが、参加したチームはわずか6ヵ国。
他の競技と同様に参加国を増やしていけばさらに日程がタイトになってしまうので、除外されたと考えるのが妥当でしょう。
野球はオリンピックには不向きかも…。
男女別の競技である
オリンピックでは男女平等の精神が重視されています。
ほとんどのオリンピック種目が男女同一のものであるのに対して、野球は「男性のスポーツ」というイメージが強いです。
女子の野球はソフトボールと思い浮かべる方も多いと思いますが、競技の種類が違ってしまうのも、落選の理由の一つでしょう。
五輪の歴史の中で、パリオリンピックは初めて男女の参加人数が同じとなりました。
そういった意味でも、より男女平等が意識されているのでしょう。
パリオリンピックで落選した野球は今後復活!
パリオリンピックでは落選してしまった野球ですが、2028年のロサンゼルスオリンピックで復活することになりました。
ロサンゼルスは1984年にもオリンピックを開催していますが、この時初めて野球がオリンピック種目に選ばれた思い出の地です。
パリオリンピックでは野球を応援できませんが、ロサンゼルスオリンピックでサムライたちを応援しましょう。
2026年ミラノオリンピックでは落選
次回2026年の冬季五輪ミラノオリンピックでも、野球は残念ながら除外されてます。
そもそも野球の人気がないヨーロッパ圏でオリンピックが開催されると、追加種目として選ばれるのは厳しそうです。
パリオリンピックで野球が除外された理由は多くある
本記事ではパリオリンピックで野球はなぜ除外されたのか、理由を解説していきました。
追加種目である野球は開催国に競技として選ばれる必要があるので、今回フランスが野球を選ばなかったのが、一番の要因です。
パリオリンピックで野球が落選した理由は、他にもあります。
- 建設費や設備費がかかる
- 試合日程が長期化する
- 男女別の競技である
パリオリンピックでは野球を見られませんが、2028年開催のロサンゼルスオリンピックでは復活します。
ロサンゼルスオリンピックで活躍する日本代表を期待して、まずはパリオリンピックを全力で応援しましょう。
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